初級コースでは

「作曲は難しくない」をテーマに、パソコンを使ってパズル感覚で曲作りを体験します。ここで紹介するのは曲作りの方法論のほんの一部ですが、身に着けた知識や技能で作れる曲は無限大です。

Step01 曲作りを作るための基本パーツ(和音/コード)を覚える

まず最初は、曲作りに必要なパーツとして、最小限の和音(コード)を覚えます。「和音」には非常に多くの種類がありますが、例えば、「ドミソ」、「ファラド」、「ソシレ」の3つを覚えるだけでも十分に曲作りはできるのです。講義では、これら3つのコードとその親戚のコードを加えた5つのコードを元に曲作りに挑戦します。

パソコンの音楽ソフトに「ドミソ(C)」、「ファラド(F)」、「ソシレ(G)」の3つのコードを打ち込んだ様子です。左側の鍵盤位置の音程で、水色のバーの始点から終点までの音が鳴ります。黒い縦線が小節、灰色の縦線が拍のタイミングなので、このバーは各小節の先頭から4マス分で「全音符」の長さを表わしています。

生徒の子供たちは、5つのコードを打ち込みながら、音楽ソフトの操作とコードの響きを学びます。最初は戸惑いもあったもののすぐに操作に慣れて、各コードを自分で打ち込んだり、よりスムーズにコードが演奏されるような調整もできるようになりました。

Step02 パーツを組み立てて曲の骨組み(コード進行)を作る

この和音を順番につなげていくことで、曲の骨組みができあがります。和音のつなぎ方=コード進行については、専門書では難しい用語や解説が並んでいるので難しそうな印象があるでしょう。しかし、講義ではパズル感覚でコード進行が作れる方法を紹介するので大丈夫です。直感的にコードをつなぎながら、オリジナル曲のコード進行=曲の骨組みを作っていきます。

「約束」に従って、覚えたコードをつないで4小節のコード進行を作った様子です。使用しているのは先程の「C」、「F」、「G」の3つですが、スムーズにつながるように音程を調整しています。

同じく「約束」に従って作成した別のコード進行です。ここでは、「C」の親戚の「Am」、「F」の親戚の「Dm」というコードが登場しています。

感覚的にコード進行を作る方法を知ったことで、パズルを組み立てるようにオリジナルのコード進行が作成できるようになると、いろいろな進行のパターンを音楽ソフトに打ち込んで聴いてみて、気に入ったものを元に8小節分の曲の骨組み完成させました。


【サンプル-1】

生徒が完成させた8小節分のコード進行です。本格的なコードやコード進行の理論を覚えなくても、起承転結を感じる曲の骨組みが出来上がっています。

Step03 自分で作ったコード進行にメロディを重ねれば1曲完成!

作成したコード進行を打ち込んだものは、もっともシンプルな伴奏となります。その伴奏に合わせてメロディを打ち込めばオリジナル曲ができあがります。メロディの作り方は簡単です。絶対に音痴にならない音程の選び方と起承転結やメリハリを感じさせるリズムのパターンを紹介。それらの「約束」とコードから思い浮かんだメロディの断片をパソコンに打ち込み、音で確認しながらオリジナルのメロディを組み立てていきます。

作成したコード進行を伴奏に、起承転結を感じるリズムと音痴にならない音程を使って作成したメロディを重ねた様子です。音楽理論を勉強しなくても、「約束」を守ってパソコンに打ち込みながら試行錯誤すれば、誰にでもこのようなオリジナル曲が作れます。


メロディは先にリズムを作ってから、その後でコードに合わせて音程の動きをつけていきます。パソコンに打ち込んで鳴らしたことで漠然としていたイメージが音になり、また、頭の中のイメージと聴こえてきた音との違いを比較し、気に入らないところを修正することで自分のメロディを完成させました。


【サンプル-2】

コード進行(伴奏)に合わせて作成したメロディを加えた「オリジナル曲」の完成版です。また、メロディの作り方として紹介したリズムを応用して、伴奏のパートにアレンジを加えている点にも注目してください。

ここがポイント!

作曲理論を学ぶだけの「勉強」は退屈でも、それをパソコンに打ち込んで鳴らすという行為は、お子様にとって興味深く楽しい「体験」となります。

そして、曲作りを体験したことで、今までは知らなかった音楽の中身が見えてくると、「あの曲みたいにするにはどうすればいいのだろう?」、「こんな風に音を鳴らしてみたい」というように自分から次のステップの扉を開くこともできるようになります。

この体験を入口として、音楽を構成する要素を更に知っていくことで、曲作りのバリエーションを増やしたり、楽曲のクオリティを高めることが可能となります。


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